第20回 地域活性化支援制度
「幸運 (グッドラック)受賞者のご紹介

応募いただいた26先から選考の結果、受賞先6先、総額500万円の助成を決定致しました。

第20回 地域活性化支援制度目録贈呈式の様子

助成先及び助成理由

茶寮一会 -ICHIE-

代表 海部 智子
竹原の町並み保存地区における観光客向け和風カフェの開設が、観光客の誘致に繋がり、地域活性化に寄与。

せとうちクルーザー

代表 西田 勝則
瀬戸内海におけるクルージング観光事業への取り組みが、呉・竹原エリアへの観光客の誘致に繋がり、地域活性化に寄与。

株式会社カジオカエルエイ

代表取締役 梶岡 幹生
呉の観光スポットを簡単に検索できるサイトを構築する取り組みが、呉地域の魅力発信や、観光客の回遊性向上に繋がり、地域活性化に寄与。

文進堂 畑製筆所

代表 畑 義幸
業界初となるWEB画廊を開設し、書道家の作品を販売する取り組みが、伝統工芸品「川尻筆」の認知度向上に繋がり、地域活性化に寄与。

株式会社アイリーライフ

代表取締役 原田 香織
呉市の空き家を活用した「障害者向けグループホーム」の開設が、新たな雇用創出と、住みよいまちづくりに貢献し、地域活性化に寄与。

Office Unite☆Unit

代表 浦山 寧子
呉市の飲食店や地域イベント等をPRするSNSとWEBを連携させたオウンドメディアの立ち上げが、地域の賑わい創出に貢献し、地域活性化に寄与。

第20回助成先の選考結果講評

 20回目を迎えた今回は26件の応募がありました。応募された事業内容は、①ITを活用した『情報発信、システム開発』に関する事業が4件、②『社会福祉・介護』に関する事業が3件、③『食』の研究開発に関する事業が5件、④『観光客誘致による地域振興』および『生活支援のためのサービス』に関する事業が14件でした。応募された事業について、公益社団法人アクティブベースくれ「幸運(グッドラック)」事務局による「書面、実地確認」および選考委員による「書面審査」により10件に絞りました。さらに1030日の選考委員会において「プレゼンテーションによる事業者からの意見聴取・質疑応答」を実施し、厳正かつ慎重に審査を行いました。審査にあたっては、公益社団法人アクティブベースくれの設立目的であります「呉市及びその周辺地域において、地域の活性化・振興につながる起業・新規事業(新分野進出)あるいは社会的・文化的活動に対して資金援助を行うこと」を選考委員全員が再確認し、「起業・創業」による地域の活性化・振興、雇用創出と新規性をポイントに審査を行いました。その結果、選考委員会は『助成先及び助成理由』に紹介されています6件を助成先に採択しました。いずれの事業も、事業目的、実行可能性、資金計画、利益計画や新規性等においてしっかりとした展望・計画を持ち、事業化に向け日々研鑽されておられ優劣つけがたいものばかりでした。

 

 最近の傾向として、呉の伝統である「モノづくり」に関連した事業の応募が少なくなり、他方ICTを活用した『情報発信、情報システムの開発』や『地域振興をめざした観光客誘致」に関連した事業、「食」や「生活支援のためのサービス」に関連した事業が多くなっています。事業内容もハードからソフトへのシフトが顕著になっています。呉を象徴する伝統的なモノづくり産業は、重厚長大(ハード)型の産業構造のもと長く日本経済を支えてきました。しかし、近年の激しい経済環境の変化のなか、大きな固定設備を必要としないソフト型が中心になり、呉のモノづくり産業も変わりつつあります。こうした中でも呉の伝統的なモノづくり産業が長く継承されることを願っています。

 今回助成先に採択されました6件の事業のうち4件は、WebSNSAIといったICTを活用し地域の魅力発信、観光情報発信により国内外の観光客誘致をめざす事業です。呉地域の島しょ部は、「庭園を渡る飛び石のように安芸灘へ通じる海の道」というイメージで名付けられた『安芸灘とびしま海道』に象徴される多島美で風光明媚な景色、温暖な気候と恵まれた自然環境は呉地域の大きな財産です。また、島ごとに異なる特色、名産とアクティビティは観光資源として注目が集まる地域です。こうした多島美を回遊するクルーザー運航による観光振興事業も採択されました。地域の魅力や観光情報を発信することにより国内外からの観光客が集まり、にぎやかになり、地域の振興、活性化に寄与することを期待します。さらに、観光振興という共通項を持つ事業者が、人的、物的にネットワークを組み、オール呉地域で活躍されることを期待します。呉の産、官、学も連携し支援していきます。

 また、多くの都市で社会問題になっています空き家を福祉施設に活用する事業も採択されました。高齢化、石段や坂の多い呉において、周辺団地から市内中心部(平地)への回帰による空き家が大きな問題となっています。その解決策として、空き家を高齢者福祉施設に活用するアイデアには、地域の活性化のため期待が集まります。

 

 最後になりますが、7月の豪雨災害で被害にあわれた方に心からお見舞い申し上げます。また、今回助成先として採択された事業者の方、残念ながら採択されなかった事業者の方、みなさんが今後も日々研鑽のうえ呉地域の活性化、振興、発展に貢献され、技術の継承、事業の承継により呉地域を元気にし、心豊かで安心できる社会の実現に寄与されることを願っています。

 

 

                平成301130

                 選考委員長

                 松尾 俊彦(広島文化学園大学 学長補佐)

応募助成先数・総額等状況

平成30年度 第20回 平成30年11月

応募総数 26先
応募総額 45百万円
助成先 6先
助成総額 5百万円

累計

応募総数 466件
応募総額 842百万円
助成先 152件
助成総額 142百万円

助成先のご紹介 一覧へ